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★★★

2024-05-27

主人公の元目付の愛坂桃太郎は不肖の息子・仁吾が芸者・珠子につくらせた外孫・桃子と偶然出会い、その可愛さにめろめろになった。孫可愛さのあまり、いつも桃子を背中に背負って子守りする日々を送る。周りで起こる小さな揉め事の解決、奇妙な事件の謎解き、諸悪を懲らしめるシリーズ第9弾。 今回は珠子の知り合いの元芸者・おふじが、長屋に引っ越してきた。そのおふじが女将の飲み屋で起こる珍事件の真相を探る桃太郎。一方、目付・仁吾らが探索する旗本・岡崎玄蕃の幕府を揺るがす陰謀を未然に防ぐべく活躍するが、自邸に立てこもった玄蕃があらぬ要求を出す。そんな中、桃子がついに。。。 事件の真相を探る桃太郎の推理の面白さは相変わらず面白いですね。岡崎玄蕃の事件がどう解決するのか、桃太郎と桃子の関係や行く末がどうなるのか、最終巻が楽しみです。 −−−−− ■本書の基本情報 ・筆者：風野真知雄（カゼノ マチオ）、1951年福島県生まれ、立教大学卒 ・略歴：1951年生まれ。'93年に「黒牛と妖怪」で第１７回歴史文学賞受賞。『沙羅沙羅越え』（第21回中山義秀文学賞受賞作）などの著作がある。 ・発行：双葉社 ・発売：2017年11月 ・ページ数：234p ■これまでに購読した風野真知雄の著書 ・「妻は、くノ一」（全10巻） ・「若さま同心 徳川竜之介」（全13巻） ・「新若さま同心 徳川竜之介」（全8巻） ・「大名やくざ」（全8巻） ・「極道大名」…”大名やくざ”の新シリーズ第1巻 ・「わるじい秘剣帖」…第8巻まで（本書）

• SATKUMA
• 27歳
• アトピー
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